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魚津の家(三六)  外壁工事①

2017.06.14
富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。
分離発注方式により
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。


こんにちは。

37日目。

外壁の材料が搬入されてきました。
今までのGL(ガルバリウム鋼板)ではなく
次世代ガルバリウム鋼板SGL(スーパーガルバリウム鋼板)を採用。
違いは材料の裏面の刻印で確かめるしか見分けがつきませんので確認。


このようにメーカー、厚みなどが刻印されてます。


「ニスクカラーSGL 0.35」と書いてありますが
ニスクカラー(メーカー)SGL(スーパーガルバリウム鋼板)0.35(厚み)です。

このGLなのかSGLなのか、Sが付いているだけで耐食性が3倍違うんです。
材料費はちょっと高いが3倍なんてしません。ちょっとです(笑)

今年から流通しだしたのでこれからはこれですね。


今回はSGL横葺き(一文字葺き)なのでこだわりポイント①。
サッシ横に樋を挿入してあります。縦に黒、白、緑の部材が見受けとれますか?


このようなもので下の土台水切りまで通してあります。


上部から見るとこんな感じ。隠れていくので工場の端材で加工、なので何色かあります。
どうしてこのようなことをするかというと横葺きなので雨は横走りもし、
走った雨はサッシにぶつかります。サッシ回りはコーキングで防水され止まります。

将来的にはコーキングは切れることが考えられるので、もし切れたとしても土台水切りまで
流れるようにしておきます。
通常、透湿防水シート(銀色のやつ)がこのような役目を担いますが一手間掛けます。
この板金屋さんは間違いないから入れとけ!と。
将来的なことも考える頑固な職人は好きですね(笑)



下から数段完了してますがコーナーにもこだわりポイント②。
役物をただ当てるのではなく職人の技でハサミを入れ折り曲げ加工していきます。


一枚一枚合わせながら張っていくので手間暇掛かりますね。ピタ~と来てるのが気持ちいい!
後日、施工後のコーナーもアップします。


2面の半分ぐらいは完了。



建物裏面はシンプルなのですが前面は入り組んでるので職人技炸裂~(笑)楽しみ!


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