住まいづくりコラム①-住まいづくりとは-2015.12. 2
「住まいづくり」とはなんだろう?
「住まいづくりをするにあたって話し合う事」として
自分から伝えたいことをまずお話している。
まずは住まいづくりの目的とは
『 家族全員の生活改善 』ですと言ってます。
・どんな生活をしているのか?(送りたいのか?)
・何を重要視しているのか?(していきたいのか?)
・10年後、20年後人間関係(家族・友人・親類等)をどう考えているのか?
ちらっと疑問視を挙げましたが人それぞれ答えは違うでしょう。
答えが違うということは人それぞれ住まいづくりは違います。
住み手(家族)が主体的につくる住まいが良い住まいづくりだと考えてます。
※専門家(設計者)におまかせ・・は間違った住まいづくりです。
そして、住まいを「商品」「作品」とも言う風潮もあります。しかも大々的に公然と。
「商品としての価値」や
「作品としての評価」の高いものが
「住む人のため」になるのだと決めつけているからだろう。
(一部の人を除く)
住まいを「商品」とみるのは売り手の立場で、
強力な宣伝で知名度・人気があってよく売れ、
利益が上がるものが高く評価される。
自動車や洋服のような感覚である。
自分は自動車や洋服も大変好きなので
「住まい」は違うし
「住む人のため」をまったく考えてなく
「経済」優先が浸透しすぎであると思う。
先日、某建築団体の全国大会に参加した。
「住む人のため」を「住む人と共に」にするともっといい。
強く考えさせられた言葉であった。
あの基礎屋さんはよくしゃべる気さくな人やね
あの大工さんは後片付けまでキレイだったね
あの電気屋さんはもくもくと仕事してたね
こんな言葉が聞こえてくる、ほぼ同年代(40前後)の職人たちと
オープンシステム(分離発注方式)だから
・出来る価格
・作り手の顔が浮かび、見える家づくり
を今後もしていこうと思う。
富山で工事原価提示にこだわり施主と向き合う一級建築士です。
idanaoki