ひとりごと⑤2017.02.24
富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。分離発注方式により
『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。
こんにちは。
只今3物件の住宅が動いていますが
2件は分離発注方式、1件は設計・監理のみの業務です。工事方法にはこの2通りあります。
2物件同時に概算見積り作業に入ってますが何か違う!
自分が施主と打合せして、それをまとめた図面で業者と打合せして実行金額(原価)が出てくるのが
分離発注方式。その実行金額を積み上げると総工事金額となる。
一方、自分が施主と打合せして、それをまとめた図面で業者と打合せしても答えはまず工務店に行くのが設計・監理のみの場合。そして工務店の経費が入った見積り額で返ってくる。
両方の方法でやっているとやり取りのレスポンススピードが違うと感じる。
キッチンの第1提案を決めようとしても、この換気扇のグレードを上げたらいくらUPします?と聞いても定価で10万UPですね!と。ん~予算内に納まるのか検討もつかない会話で終わります。2週間後には分かるのかな!でも、分離発注業務で掛率は大体分かるので頭の中で計算しながら進める。
だって教えてくれないから。
工務店にしてみれば他人が書いた図面を理解し、分からなければ質問してから始まる。この作業がちょっと時間を取る部分なんです。でも、双方が図面チェックできる時間とも言えます。
工務店の経費が掛かるのは分かる、透明にしたくない部分も分かるが、
一度分離発注方式でやると煩わしさを感じるし、意志疎通が100%取れてるのか、施主の想いが見積りに正当な額で反映されているのかが気になります。
でも、1人事務所なので2物件同時見積りとなれば助かっています。1馬力は1馬力ですので。
もう少し時間の使い方が上手くなればな~と、ひとりごとでした。
Idanaoki