既存住宅事前調査2017.06. 7
築40年の既存住宅事前調査ワークショップに参加してきました。
一般社団法人住宅医協会から住宅医が来られ既存住宅の調査・診断に至る実践的な手法で
13名の参加者が手分けして調査してきました。
住宅医という言葉もまだ新しく既存住宅を熟知した建築士という意味です。
「量から質へ」、優良な住宅ストック社会へ時代は変化してますので数年後には中古住宅を
購入する際はこの事前調査は義務化されていきます。
床下調査では畳をはぐり開口部から梁・根太状況を確認。
床下から小屋裏、柱の傾き、劣化箇所などこんなに項目があるのかと思うぐらい、たくさん。
住宅医から手順・方法をレクチャー、3手配に別れ約4時間の調査。
小屋裏では当時は珍しい金物がありましたが認定取得されたものではなく任意的なもの。
外周基礎周りでは基礎のクラック状況確認、1.2mmのクラック発見。
いろんな指摘事項がありますがどこまで改修してくのか、正解はありません。
まず、状況を把握することが大切となります。
床下点検口、天井点検口からメンテナンスが出来るようにしておき
定期的に確認できれば一大事にはならない、特にシロアリさんですね。