暑くなってきました~2022.06.28
こんにちは。
暑くなりエアコンが動く時期になりました。
エアコンメーカー論争より
床下エアコンや階間エアコン、小屋裏エアコンなど
エアコンをどの位置に置くのか論争が
気になる方もおられるはず...
結論、弊社は壁掛けエアコンを壁に掛けております。
皆さんそれぞれ理由はありますが
私はメンテナンスを第一に考えており
この設置方法になっております。
その前にエアコンは大きくても小さくても
効率が良くないのは想像できる
車で言ったら時速60km巡航ぐらいが一番燃費が良く
高速走行でもストップ&ゴーや低速運転も燃費は悪くなる
と言ったら分かりやすいかな。
松尾和也氏が紹介している概算式を紹介します。
必要暖房能力=(Q値+C値/10)×その部屋の面積×(設定室温-その地域の年間最低温度)
Q値=2.67×Ua値+0.39(熱交換なし)
この2つの式で家の断熱能力からエアコン能力を算定できます。
知ってる方も多い式なので詳しい説明は省きます。
もし数年後...
量販店に行く前に自分でエアコンの大きさを算定できます。
Ua値、C値はメモっておきましょう。
では「青柳のいえ」で計算してみたいと思います。
この物件はUa値0.41、C値0.3、床面積118㎡
通常暖房負荷のほうが大きくなるので必要暖房能力を計算します。
(設定室温はちょっと高めにしました)
Q値=2.67×0.41+0.39
=1.48
能力w=(1.48+0.3/10)×118×(23-(-2))
=1.51×118×25
=4455/1000
=4.45kw
4.45kwの能力があれば家の性能的にはOKになり
分かりやすく言うと14畳用程度のエアコンで全館暖房が可能になります。
通常、Ua値は計算から、C値は気密測定から値が出ますので
このような計算ができます。
(時代的に必須となったのでUa値は分かるはず...
でも気密測定をしていない方はどうしましょう...笑)
ここまで施主に細かく説明しませんが
過剰な選定はせず
根拠ある形でエアコンの大きさを決めております。
高気密高断熱住宅 『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。