富山県魚津市の伊田直樹建築設計事務所です。
分離発注方式を推奨してます。
こんにちは。
昨日はエコハウス研究会 北陸大会へ。
福井県越前市で70名ほど参加されてました。
建築家 丸谷博男氏が推奨する 新「
そらどまの家」を学びました。
建築業界はある出来事(大震災など)後、法改正を行ってきました。
2020年には省エネ基準適合住宅の義務化が予定されてます。
これは東日本大震災後エネルギー消費量低減に対する社会的意識からです。
しかし、義務化されるのは断熱性能値のみとなり省エネ観点のみとなっています。
それってホントに健康なの?疑問が残りますね。
ここに一枚の写真があります。これは・・・。
和紙(左)とコピー用紙(右)の拡大図です。
まったく違いますね、
和紙は繊維が太く隙間があります。
コピー用紙は繊維が細かい(壊れてる、絡み合ってない)、隙間が無い。
和紙の丈夫さ、断熱性能が見受けられますね。
【先人達が知恵を絞り出した結果】と【現代人が経済性主観で生んだ新建材】
これもまったく違いますね。
「そらどまの家」は省エネはもちろん、湿度・結露問題から調湿透湿の必要性、遮熱など
日本風土と共に息づいてきた伝統と知恵を生かした現代版家づくりを提案してます。
その中のひとつ。断熱材です。
グラスウールVSウッドファイバーです。
簡単の言うと、グラスウールを用いた壁体内では相対湿度80%以上となる時間があるのに対して
壁体内の断熱材を木質系に変えるだけで相対湿度80%以上とならない実験結果です。
ということは、壁体内結露現象も生じてないのです。この結果すごい!
次は断熱材の吸湿量と放湿量です。
ロックウールは吸湿も放湿もまったくせず、ウール○レスなど好まれてますが
セルロースファイバーより悪く木質系の良さが際立ちます。
なぜ相対湿度が80%を超えないのか分かってもらえましたか!
やはり壁体内は木質系ですね。昔の家も木、土、紙ですもんね。
こんな勉強会でした。
この本に関してはまた書きますね。
Idanaoki