こんにちは。
専門工事業者と施主の顔合わせと契約会を行いました。
以前は工事に関わる全ての業者が17社ほど集まり開催していましたが
コロナ感染対策として2時間の枠の中で分散して集まってもらいました。
この顔合わせがどんな意味を成すかというと
工事中はもちろん顔見知りになることで将来のメンテナンス時に施主は声をかけやすくなると
思っており、設計者や代表者だけしか分からないというのは施主にメリットが薄いと思います。
今回の大雪時にも急を要する事態もありました。そんな時は私もしくは業者に連絡できれば
なお安心なのです。
また誰の家づくりなのかを明確に業者に伝えることもできます。
仕事として考えるとお金の出所は施主であり元請け業者ではありません。なので
このCM分離発注方式はみんなの方向性を施主に向けるようにしています。
設計者のいえでもなく元請け業者のいえでもありません、「施主のいえ」なのです。
契約書は全ての業者分がありますので17部数ほどになります。何を施工する業者なのかを説明し各々が押印していきます。専門的な疑問を業者に聞いてみたり和やかな世間話をしたり。
今回は八尾町のOYATSUさんを貸して頂きました。雰囲気もある蔵の中でした。
左官屋さんがタイルを貼る工事があるとして見積書には①材料代②施工費が出てきますが
タイル工事一式(トイレ)なんて書いてあったら不安だと思います。
どんなタイルにするかは後で決めましょうとはしません。
クロスは後で決めますが出来るだけ決めて契約をしています。
進んでいく過程で変わることもありますが一旦でも決めないと正確な見積もり金額が出ませんし。
分かりやすく、そして透明性を追求しています(笑)
富山県魚津市の
住宅設計事務所『伊田直樹建築設計事務所』伊田直樹です。原価を公表する分離発注方式により『住む人(施主)が主役の家づくり』を推奨してます。